3疾患センター

パーキンソン病センター

目的

  1. パーキンソン病の最新治療
  2. 最新の技術を利用した診断
  3. テーラーメード治療などの導入
  4. パーキンソン病に関する情報提供

旭川医療センターパーキンソン病センターは、パーキンソン病の最新治療、最新の技術を利用した診断、テーラーメード治療などの導入とパーキンソン病に関する情報提供をするため、2009年から設置されています。パーキンソン病の入院患者数は、全国でもっと多く、当院は全国有数のパーキンソン病の拠点病院となっています。

パーキンソン病の治療は、様々な治療法の開発によりより長期的に安定した効果が得られるようになりました。長期的な治療に伴い様々な問題点も指摘されてきています。これらを最小限にするためには、病初期から患者さんの病状に即したテーラーメード治療が重要となってきます。また、パーキンソン病近縁疾患(レビー小体病、進行性核上性麻痺、皮質基底核変性症、多系統萎縮症など)が多数知られるようになり、正確な診断とその根拠に基づいた計画的な治療が重要となります。これまでのパーキンソン病の診断は、病状と症状、診察所見に加え、ほかの疾患の除外によりなされてきました。当センターでは、これまで300例以上のパーキンソン病の患者さんに施行した検査から、94%の極めて高い特異性を有するRI検査を利用して、より精度の高い診断を行い、その結果をもとに治療計画を立てています。パーキンソン病は、長期にわたる治療が必要なことから、患者さんの病気に対する理解がきわめて重要となります。 当センターでは、2002年から患者さんやその家族、支援者を対象としたパーキンソン病教室を開催しており、病気に対する理解や支援法についての情報提供を行っています。当院のパーキンソン病教室の特徴は、医師からの情報提供のみならず、看護師・薬剤師・栄養士・医療ソーシャルワーカー・リハビリテーションなど多職種の職員がパーキンソン病に特化した情報提供を行っている点です。これにより、パーキンソン病の患者さまのニーズをくみ取り、日常の診療にさらに役立てるよう取り組んでいます。2013年からは、北海道医療大学のご協力もあり、音楽療法や患者さまの相互の意見交換の会も行っています。

また、当院では最新の治療研究・臨床研究も行っており、多くの患者さんにご協力いただいて、できるだけ早期により有効性の高い新薬が日本国内でも使用可能となるための研究を行っています。パーキンソン病の臨床試験に数多く参加しており、その数は全国でもトップクラスといえます。これらの取り組みから、最新のパーキンソン病治療の情報提供を行っています。

パーキンソン病センターの構成

脳神経内科医師、脳神経内科病棟看護師、外来看護師、脳神経内科担当薬剤師、脳神経内科担当ソーシャルワーカー、栄養士、リハビリテーション科、治験管理室、企画課

パーキンソン病の最新治療

現在、脳神経内科では2つの薬剤の治験が進行中です。今後もさらに新しい薬剤の治験開始が予定されています。治験は、新しい薬剤を広く一般に使用いただくために必要な治療研究であり、当センターでも今後も続けていく予定です。ご希望の方は、直接主治医にご相談いただくか、当院治験管理室の治験コーディネーターにご相談ください。

最新の技術を利用した診断

パーキンソン病の治療のためには、まず診断をきちんと行うことが必須です。当院では、前述のように最新の設備を用いたより客観的な診断を行っています。診断には、原則入院が必要です。患者さんの状況により、3日~10日間の入院となります。

テーラーメード治療

パーキンソン病は、患者さん個人の状態あるいは病状により、治療方法が異なってきます。最近では、新規薬剤により治療手段が多様となり、さらに手術治療も選択可能となっています。そこで、当センターでは、患者さん一人一人に即した治療、すなわちテーラーメード治療を推進しています。治療には、薬物のみならず、リハビリテーション、栄養指導、医療相談などが含まれます。

薬物調整には、1~2週間程度の入院が、集中リハビリは2週間程度の入院が必要となります。リハビリは、理学療法(下肢のリハビリ)と作業療法(手のリハビリ)のほか、言語療法や場合により嚥下リハビリを行います。全国でも先駆的な、クリティカルカルパスを用いた入院治療を行っています。

パーキンソン病に関する情報提供

当院では、月一回のパーキンソン病教室で、広く情報提供を行っていますが、それ以外にパーキンソン病関連のパンフレットの配布や医療相談などを行っています。ご希望の方は、主治医または事務受付にご相談ください。また、入院に当たっては、基本的にクリティカルパスを導入し、入院期間や行われる検査、医療処置などについては事前に情報を提供いたします。

旭川医療センターのパーキンソン病センターは、上記の目的を達成するために職員が一丸となってみなさまにより良い療養環境を提供するために努力していきます。

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